コノシロはレンジで釣り分ける!
コノシロは基本的には表層で群れていますが、状況により中層まで潜っていることもあります。魚の群れがいるレンジによって、投げるルアーを替えてみましょう(上の表を参考にして下さい)。
水面にコノシロが跳ねているのが見えるときは、水面爆発ゾーンオススメの5つのルアーから投げます。水面爆発ゾーンの基本となるルアーはウェイキーブー137。これを基準にサイズの上げ下げをすればよいでしょう。陸ッパリの場合は圧倒的な飛距離を誇るジンペン150で、他の人が届かない場所の魚を狙うと効果抜群です。ボートでしたら、ロンジンルアーの中でも最も大きく存在感のデカいキャプテントーキョーがオススメです。
水面下30〜60cmのやや下に群れがいる場合は、フランキーの出番。オールシーズン使えるフランキー120もいいですが、コノシロパターンではフランキー145でのランカー実績が高いので、まずは145から投げてみてもいいでしょう。
コノシロの群れがさらに下のレンジにいるときや、港湾などで足場が高い場合にはハイスタンダードを投げてみて下さい。
ハイスタンダードは速巻きが得意なので、コノシロに青物がついているときにも威力を発揮します。
ポイント攻略❶河川
河川(汽水域)でのコノシロ攻略は、昼夜関係なくコノシロが密集する流れを探し、その中を釣っていきます。
居着きの魚狙いではなく、完全にコノシロに付いて一緒に回遊しているシーバスを狙うため、明暗や地形を狙うピンポイントの釣り方と違いビギナーでも始めやすいですが、回遊狙いのためある程度粘って釣ることが必要になります。海に近い河川の汽水域は川幅が広いため、とにかく遠投して足元までしっかり探りきることが重要です。
初夏は高水温で水質が悪くなりやすいので、濁りが入る、水温が下がるなど、変化が起きるタイミングで活性が一気に上がるので、雨後はとくに狙い目です(ただし、大増水時は危険なので川に近づかないようにしましょう)。
【河川必須ルアー】フランキー145……飛距離抜群、強い流れを攻略する河川ゲームではトップクラスの使い易さ!
ポイント攻略❷港湾周辺
河川に比べて流れが緩い港湾エリアを攻略するには、少しでも流れが起きやすいポイントを探すことが重要です。運河の合流点や水門周辺、河口付近にある堤防や海釣り公園のような流れがあって水深もある場所は、コノシロが溜まりやすい絶好のポイント。それでも河川やボートの釣りと比べれば流れは緩いので、スローでもしっかり泳ぐ大型ルアーをメインに使います。ゆっくりじっくり、深い所にいるシーバスにも気付かせて誘い出すようなイメージで狙いましょう。
港湾周辺も昼夜関係なく釣れますが、常夜灯周りはプランクトンを捕食しにコノシロが集まるので、夜の釣りもオススメです。昼間は場所によってはシーバス以外にイナダなど青物も釣れます。
【港湾周辺必須ルアー】ハイスタンダード150……足場も高く水深もある港湾ではレンジの入る大型のミノーが最適
ポイント攻略❸ボート
ボートゲームは、機動力と魚探を使って広大なエリアからコノシロの群れを探すことができるのが最大のメリット。そのため、コノシロ狙いのプロガイド船に乗るのが、ランカーシーバスをゲットするための近道ともいえます。
オカッパリとボートの釣りの最も大きな違いは、足場が移動するということ。コノシロの群れに船を寄せてからエンジンを切って流れに任せて釣りをするので、キャストは常に船の進行方向に投げます。回収するときに、ちょうど正面からルアーが帰ってくるようにキャスト位置を調整することが大事です。それ以外の釣り方自体はオカッパリと特に変わらないですが、船の流れる速度にリトリーブ速度をうまく合わせましょう。
【ボート必須ルアー】ハイスタンダード150……足場も高く水深もある港湾ではレンジの入る大型のミノーが最適
【ウェイキーブー112】112㎜ 30g HOOK:#3
水面が穏やかな方が使い易いウェイキーブー137に対して、前傾姿勢で潜りやすい112は荒れている状況でもしっかり水面直下をキープしやすいので、状況に合わせて使い分ける。
【ウェイキーブー137】137㎜ 48g HOOK:#3
コノシロの群れの中でも突出して目立つ圧倒的存在感の強波動ウェイクベイト。強い水押し、ゴトゴトウエイト音、低速でもしっかり動くブー137はコノシロにピカイチな性能と実績です。
【ウェイキーブー170】170㎜ 94g HOOK:#1
シリーズ最大サイズの170は、ウェイキーブー137のいい所をすべてボリュームUPさせたぶっちぎりの存在感。ユーザーの要望をついに具現化、これ以上ないアピール力に仕上がりました。
【ジンペン150】150㎜ 42g HOOK:#1/0
ケタ違いの飛距離とハイアピールアクションを生かして、スレていない沖目や河川流心部に群れるコノシロへアプローチできるオカッパリでは特に強力な武器になるルアー。
【キャプテントーキョー】200㎜ 130g HOOK:#2/0
ロンジンルアーに、ついにビッグベイトが登場! スケーティングに特化したビッグペンシルベイト・キャプテントーキョーは、ビルダー伊藤の遊び心で作ったサンプルを元に、スタッフとテスターが納得いくまでテストしまくった自信作。職人のハンドメイドによる仕上がりにもご注目!
【フランキー120】120㎜ 20g HOOK:#6
完全な喰わせルアー。コノシロ、シーバスがしっかり居てもなかなか口を使わない状況でも、可変アクションと細身なシルエットの効果で、渋いときほど活躍します。
【フランキー145】145㎜ 37g HOOK:#3
フランキー120の流れへの対応力の高さにくわえ、さらに飛距離とアピール力をUPさせた145。手早くサーチをかけたい時や流れが強すぎる時などにオススメです。
【ハイスタンダード120F】120㎜ 19g HOOK:#5
【ハイスタンダード120S】120㎜ 21g HOOK:#5
秋はコノシロに付いて青物も一緒に回遊しているので、シーバスだけでなく青物も狙うなら速巻きが得意なハイスタ120を1個持っておくと安心です。
【ハイスタンダード150】150㎜ 34g HOOK:#3
コノシロ自体が表層に見えないとき、足場の高い港湾部などではレンジが入るミノーが有効。中でもハイスタ150はボリュームもあるのでミドルレンジでのアピール力もバッチリ。
コノシロパターンで近年人気なのがビッグベイトを使った釣り。ビッグベイトを使った釣り方については、こちらをご覧ください。